リウマチ治療を行っていると、頻度はかなり少ないですが帯状疱疹になる方がいらっしゃいます。最初は、身体がピリピリして痛むと言われますが、まだ水疱ができていない状況では整形外科医では診断を確定するのが難しく、後から確定することもあります。薬や年齢による免疫力低下と思われますが、最近読んだNIKKEI STYLEの記事によると子供より50歳以上の人が多いそうです。子供の方が周りに水ぼうそうの人がおり、絶えずウイルスにさらされているため、免疫が活性化されるのに引き替え、年齢を重ねれば免疫力が低下し、それに疲れやストレスが追い打ちをかけるためです。問題は、かかった後の神経痛が残ることが大変で、長い人で10年以上痛みが続くため早期受診を勧められていました。2016年からは、50歳以上の成人にも自費ですが水疱瘡のワクチンが適応になっています。疲れやストレスのない生活が第一ですが、もし可能なら未然に防ぐためワクチン接種をお勧めします。