東京でリウマチ研究会が週末にあったため、新幹線の中で上記タイトルの本を読んでいました。クリニックが、順風満帆でなく、いつもどうすれば良いか心を砕いています。経営者として感銘を受けた記載が2つありました。著者が、ハピネス代表取締役に「どういう体験をすれば、人間は成長するのですか?」と問うと「人を恨めない、天も恨めないほどの理不尽な経験が人を成長させます。受け入れがたい災難が降り掛かってきた時、自分の運命を呪わず、悲劇と思わず「これも必然である。これも必要である。これも人生である」「この苦しみも、いずれ糧となる」と思えた時、人は成長するのです」「あり得ないのレベル」の修羅場に直面しても、「ありえない」とは思わない。こうした修羅場経験を積み重ねながら人は成長していきます。経営者にとって大切なのは逆境やトラブルや困難でさえ受け入れて努力することです。自分自身の拙い経験の中でも、追い詰められて、どうしようと思いながらも自分で解決する手段を見つけて自信になっているような気がします。もう一節が、東日本大震災で被災した気仙沼市立階上中学卒業式で梶原裕太君が読んだ答辞です。(一部抜粋)「自然の猛威の前には、人間の力はあまりに無力で、私達から大切なものを容赦なく奪っていきました。天が与えた試練というには、酷すぎるものでした。辛くて、悔しくてたまりません。時計の針は十四時四十六分を指したままです、でも時は確実に流れています。生かされたものとして、頭を上げ、常に思いやりの心を持ち、強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。命の重さを知るには大きすぎる代償でした。しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、助け合っていくことが、これからの私達の使命です。私達は今、それぞれの新しい人生の一歩を踏み出します。どこにいても、何をしていようとも、この地で、仲間と共有した時を忘れず、宝物として生きていきます」不条理だと嘆くのではなく、恨みつらみを捨て、「人生の一歩を踏み出す」ことを「使命」と言い切った梶原君に私達は学ばないといけません。とても中学生には思えず、困難にも真摯に受け止めていかなければならないと強く思いました。
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