昨年は、クリニックにアクリル板や検温器などの補助金があるからと売り込みが多数ありました。僕自身は、コロナ収束後にごみになるし、あまり意義を認めなかったためギリギリまで設置しませんでした。アクリル板やビニールカーテンも設置場所により、空気の対流を考えると余計に換気ができない状況になるのではと思っています。感染対策を真剣に考えるなら、設置前に空気の対流を煙などで実験してから設置しないと有害無益になるのではないでしょうか？また検温も、当院でもスタッフに表在性体温計と脇に挟む体温計では、2度以上の誤差も出たこともあります。季節によって夏だと表在性が高く、冬だと低く出るのではないでしょうか？そもそも簡易型からタブレット形式などの検温計は、精度も測定距離や感度も大きく異なり均一で評価することは疑問です。そう思っているとYahooニュースで「新型コロナ感染者を見つけ出すために、施設入り口の検温は有効なのか？」と忽那賢志先生が、記事を書かれていました。カット値を38度以上とするとコロナ感染者の83％を見逃すとコメントされています。皆がしているからとか、感染対策している感じがするからでは、労多くして功少なしです。やっぱりエビデンスが大切だと思います。マスクや手洗いなど基本に忠実にですね！https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20210926-00256774
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