武富整形外科ブログ

2022.10.18更新

今日のYahooニュースに上がっていました。今、脳梗塞で退院後援助している大阪の93歳のおばさんがいます。もともと独居のためほぼ自立していた事、早急に治療したためほとんど麻痺がなく帰宅ができましたが、想像以上に大変です。一人暮らしの環境を整えることも大変なのですが、家の中の物が多すぎて身動き取れない状況にあります。衣類や物品にとどまらず、粗品でもらった品々、紙袋、緩衝材など不必要と思われるものまでぎっしり詰まっており、歩行器など家の中で使用することすら不可能です。バリアフリーどころか障害物競走のように体を傾け、足上げが必要です。先日も鍋もあまりに多く、台所から崩れそうになっているため処分を勧めたところ、使用するのでそのままにして欲しいと言われました。とりあえず、退院後1ヶ月ぐらいは現状のままでと考えていますが、生活空間を作るためには、心を鬼にして断捨離をするしかありません。おばあさんの家も、そのおばさんのお姉さんの家も片付け処分を手伝いましたが、自分がやっていても、人の振り見て我が振り直せとはならないものなのですね!デヴィ夫人の発言の中で「人は思ったようには死ねない。そこに人生の悲哀を感じますが、だからこそ終活すること、備えておくことが大切です。あとに残された人が困ったり迷ったりしないようにしておくことは礼儀でもあるし、生きてきたことへの責任でもありますから。」のフレーズのもと終活をされていることに感銘を受けました。自分も多くの人の支えで現在に至ります。せめて死後には迷惑をかけることなく、準備しておきたいです。

投稿者: 武富整形外科

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