日本の未来の年表
2017.08.28更新
週末は、東京まで人工膝関節の勉強に行ってきました。相変わらず東京は、人が多くて人酔いします。特に夏休みのシーズンでもあり外人観光客でも溢れかえっていました。全く観光もせずホテルと研修会場のみでコンビニ弁当で過ごしました。普段診療に追われているため勉強する機会がなかなか作れず、研修会は大変勉強になります。道中の新幹線で河合雅司作「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること」の講談社現代新書の本を読んでいました。僕自身医療の現場で働いていて急速な高齢化と人口減少を肌で感じていますが、それを具体的に統計学的数字で示され正直驚愕しました。それも遠くない未来です。2020年には女性の半数が50歳を超える、つまり出生率が極端に下がり、人口減少が進むだけでなく高齢化も急速に進み2024年には全国民の3人に1人が65歳以上になるそうです。今ですら国民医療費や介護保険料が増大していますが、これだけ国の借金がある中でその財源はどこから調達するのでしょうか？また2027年には輸血血液が不足する事態が生じ医療そのものの存在が危うい状態になると警告しています。たまに消滅する自治体の話が放映されますが、もっとマスコミや政治家は真摯にこの問題取り組まないと国自体の存続が厳しいのではないでしょうか？まさしくゆっくりの熱せされるため気付かないゆで蛙状態そのものだと思います。今から舵を切っても遅いぐらいですが、明日からでも本気で取り組んで欲しいものです。
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