武富整形外科ブログ

2024.08.31更新

タケモン新聞9-1タケモン新聞9-2

投稿者: 武富整形外科

2024.08.20更新

先週スーパーの売り場で写真を撮っている人がいたので、何を撮影しているのかと思って見ると、空っぽになっていたお米の棚でした。当院のスタッフも手に入れるのに、スーパーをはしごしていると聞きました。本来なら出回っている米は、昨年の分だと思いますが、特に不作と聞いた覚えもなく、突然食べる人が増えた訳でもなく、米の消費量が減っていると言われている中で不思議です。僕の幼少期、オイルショックでトイレットペーパーが不足するというデマ?で、母親に買い出しに連れて行かれ、恐らく一人何個までと決まっていたため、両手に抱えて買いに行った記憶が蘇りました。時々、田舎を車で走らせると、きれいな田園風景に出くわしますが、実際稲作をされている患者さんに種まきから収穫までの作業を聞いていると、気が遠くなるほど大変で、特に昨今、夏場が高温で雨が少なく、自然災害も大きくなりがちの中で、持続可能かどうかと言われると厳しいと思います。近い将来、里山も消失してしまうのではと危惧しています。今回の件が一時的であり、作物が農家の努力の賜物であることを再認識できる機会であれば良いと思います。

投稿者: 武富整形外科

2024.08.19更新

先週末あまりに暑く、倦怠感が強かったので、(;^_^A久しぶりに溜めていた本の読書をしました。「戦士の遺書」「熱く生きた医人たち」前者が第2次世界大戦での軍人の玉砕や自決する前の遺言であり、後者は、患者さんを救うために医療に人生を掛けた医者たちの話です。最近は、仕事において労働生産性や効率化に重点が当てられていますが、仕事に対する想いや情熱が忘れ去られているような気がします。スキマ時間でバイトすることは、効率よく収入を得ることにはなりますが、言い換えると誰でも置き替われる仕事であり、単なるコマとしてしか扱われていないでしょうか?もちろん生活する上で、ある程度の収入は必要だとは思いますが、本の中の登場人物は、自分を信じ、たとえ悲劇的な結果や不遇であろうとも、自分の信念を貫き通し、人生を終えているところに、本当に人間としての生き様を感じます。早田ひな選手が、特攻資料館を訪れ、当たり前と思える有り難みを感じたいと言われたこともとても理解できます。たとえ失敗しても昔のように命を取られることはありません。絶えることのない情熱を持ち続け、自分の人生を掛けて仕事をすることが、一番の幸せではと思えるようになりました。

投稿者: 武富整形外科

2024.08.14更新

この3連休を頂いて、岡山県の瀬戸内海に患者さんの家がある島に2泊3日で滞在してきました。都会生活でほぼ人生を過ごしてきた自分にとって、日本の過疎地域における現状を目の辺りにしてきました。半分以上は空き家になり、放置されている期間が長いため、崩壊している家も多数ありました。立派な中学校も小学校も機能しておらず、運動場も草が一面に生え、プールも悲しいぐらいに汚くなって放置されていました。お店も営業しているかどうか分からず、週1回農協が港で販売に来る時に購入しているそうです。診療所も1回/週開設されていますが、血糖値だけしか測定できず、ほぼ保健室程度しか機能していません。歯科も1件しかなく、歯科医師も高齢のため週に数回、それもいつまでできるかわからない状態です。たまたま滞在先の近所のおばあちゃんが転倒され、人工関節後の膝がめちゃくちゃ腫れ、ほとんど歩けないため骨折している可能性が大でした。休み明けに受診を勧めるも、肝硬変を患っている娘と高齢の夫がいるため受診しない、このまま死んだら死んだ時と頑なに受診を拒否されました。娘さんも体全身がむくんでいて、10月の再診までの受診した方が、良さそうに思えましたが、歩けないため船に乗せての受診は厳しいとのことでした。フェリーを待っている際も、間違いなく骨折し膝が変形して立つもことも痛みが強く厳しく、自転車でしか移動できないおじいちゃんにも声掛けされました。もちろん病院にも行っていません。自分が何もできない虚しさと平等に医療を受けられない社会に憤りを感じました。地方創生なんて絵空事で、地方の病院の統廃合で、人の住めない地域を拡大している政策を推し進めているだけなのです。悲しいかな、これが現実です。

投稿者: 武富整形外科

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